生産管理における在庫の移動は入出庫のパタンから「仕入」「支給」「検収」「納入」の4種あります。ところが実際の運用では買い取引である「仕入」と「検収」、売り取引である「支給」と「納入」の使い分けが難しい場面も考えられます。
この時に“売り”と“買い”の指定だけで関与する在庫場所に対して入庫させるのか出庫させるのかを判定させる識別子です。この区分には次の3種類があります。
- 社外在庫・・・・基本的には加工場所で“買い”で出庫される処です。
社外といっても外注先/仕入先のみでなく社内加工区も含まれます。
- 社内在庫・・・・基本的には加工を行わない処で製品倉庫や材料倉庫と中間留保と言われる工程間の
仕掛品置き場があります。
- 実績把握・・・・初工程や支給を伴わない複数取引先のある中間工程等で基本は作業実績による出庫のみで
当該品番/工程では入庫データの発生がありえない処です。
出庫のみで入庫がなければマイナス在庫になってしまうのでシステムで自動的に同数の
反対移動を起こして常に在庫を“0”(在庫が取れない)にしてしまいます。