DPC用語集

みなし取引(ミナシトリヒキ)

 物の移動は取引に従って起きるものが多い。この時ひとつの取引で1回の移動が発生するのだが、移動の発生した地点でみると“移動元での出庫”と“移動先での入庫”という2つの事象が発生しています。また仕入先在庫や得意先在庫は管理できない(する必要もない)ので考慮しません。
 この結果「販売管理システム」では仕入=入庫、売上=出庫という一取引一移動があたりまえとして捉えられていますが、生産管理の在庫では加工現場において必ず一取引二移動があります。この時DPCシステム上の約束事として”ひとつの取引で直接発生させる物の移動についての事象はひとつ”と定義します。
 そうしたときに仕入/売上(納入)のような一取引一移動のような取引は問題ないが、支給/受入(検収)では一取引二移動になります。この二移動目の動きを表す取引(移動)を“みなし取引”としてシステムで発生させます。
 DPCではこのみなし取引は次の4種を定義、実装しています。
  1. 工程連鎖
  2. 実績把握
  3. 構成展開
  4. 材料変換
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