DPCⅢでのロット管理

ロット・トレース

トレーサビリティの確保

  • 部品、材料のロット不良が影響する中間部品や製品をロット・トレースします。
  • 材料から製品をたどる流れ(逆展開)により、この材料ロットで、どの製品ロットがつくられたかを特定します。
  • 製品から材料にたどる流れ(順展開)により、この製品ロットはどの材料ロットを使ったのかを特定します。
  • 上記の順展開、逆展開を複合的に行うことにより、同じ不良がどの範囲の製品にまで影響しているのかを特定することが可能です。

ロットのトレース手順

ロット問い合わせ

  • 客先で発見された不良や、社内発見不良の元データを検索します。(順展開問い合わせ)
  • 順展開で特定された材料(作業)ロットが、どの生産ロットに展開されたかを検索します。(逆展開問い合わせ)
  • 順展開と逆展開の結果から「ロットトレース表」を印刷します。

ロットトレース表

指定した問題ロットから遡ったすべての原因ロットの明細と、その原因ロット群を使った可能性のあるすべての出荷ロットの明細を印刷することができます。

ロットトレースにおける条件

  • このロットトレースを実現するには、工程毎の実績入力が必要です。
  • 部品・材料の『先入れ先出し』による見なし実績では使用ロットの特定は困難です。
  • 『現品票』による受入即入力が必要ですが、工程の環境条件等により困難な場合は、『後追いトレース』という方法があります。これは、事前に現品カード』を発行しておき、カードに付属する『受入半券』に現物が出来たときに、実数を記入し入力伝票に添付し、実績入力することによりロットトレースが可能になります。
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